「遊休農地の活用を考える」リポート2013.09.02

薬用向け作物を遊休農地で栽培

長野市松代町の農家、窪田正さん68歳は、アカザなどの雑草や各種の野菜を薬用や健康食品用に作っている。

窪田さんは、遊休農地を借り、アガサ、ツルナ、ナタマメ、ナガイモ、ゴボウなど8種類を栽培する。

窪田さんは、「アガサの良さはコストも手間も要らないこと。借りた畑に勝手に生えたものを刈っている。

また、ツルナは今年、露地で凍霜害もうけずに育った。ツルナは年2回栽培できて連作障害もない。

ナタマメも含めて、肥料や農薬の心配もなく雑草対策だけで十分。」

「一般の野菜も、薬用・健康食品向けは、栽培や出荷が楽だ。ナガイモやゴボウは不ぞろいでも欠けていても活用できる。

栽培や出荷に手間がかからず、生食には向かない部分も使える。」

「遊休農地活用や高齢者農家に最適」と話す。




週刊長野2012.9.1掲載

遊休農地活用する窪田正さん


乾燥させてから刻む


アガサが生い茂る