「道の駅 うつのみやろまんちっく村」を再視察

平成30年3月5日 栃木県宇都宮市にある「道の駅うつのみやろまんちっく村」を再視察しました。

広大な敷地の中には、農産物直売所を始め、体験農場、ドッグラン、温水プール、温泉、ホテルなどが立ち並び、年間140万人が訪れる人気の施設です。

道の駅の運営にとどまらず、地元の小規模農家が都心のスーパーで農産品を売る仕組みを構築したり、廃墟のようになっていた採石場を大人気の観光スポットに変貌させたりと、様々な領域にビジネスのフィールドを広げています。

運営しているのはこの敷地内に本社を置くファーマーズ・フォレスト。農業や食、観光の地域資源を総合プロデュースしています。

政府は2015年「地域しごと創生会議」を設け、地方創生に向けた具体策の検討に入りました。その席で、松本謙社長は、ファーマーズ・フォレストが独自に展開する「地域商社」戦略事例の発表とDMOを含めた地域戦略を具申しています。

地域商社は、地域発信型商品やサービスを包括して地域の出口戦略を丸ごと担う専門「商社」という考え方です。地域ブランド創造や利益還流の仕組みづくりが重要です。DMOは、観光地経営の視点に立った観光地づくりの舵(かじ)取り役をいいます。

具体的には、「ろまんちっく村」をコアとした交流資源を有効に活用し、地域全体を通じた次世代のアグリカルチャーとエコツーリズムを目指した「ものづくり」、「ひとづくり」、「まちづくり」に挑戦し、全国の各地域と連携協働することにより、活力ある「栃木ブランド」を総合的にプロデュースしていくことを目的としています。と説明しました。

また、千曲市にも出店するというお話もありました。。

「全国版地域商社の実現に向けて、フロントランナーとしての責務を果たしたい」と意気込んでおられました。